ヘルスタップ社のCEOをつとめるロン・ガットマンが笑顔の力について語る。
HealthTap+ helps millions everywhere smile and feel good by reinventing the way they take care of their health and well-being. 出展:crunchbase
要約
毎日笑って過ごそう
「笑顔ってすごい力を持っているんだ。そのスーパーパワーを体感したいなら笑って過ごそう!」
これ以上ないってほどシンプルなメッセージ。
笑顔の力
じゃあ笑顔の力がどれだけすごいのか。トーク内で紹介されていた内容をまとめます。
笑っている人ほど長生き
笑顔が多い野球選手はそうでない選手より寿命が10年ほど長かった。
喜びの誘発因子とされる報酬メカニズムに作用
喜びの因子とされる指標を比べたところ以下のことが分かった。
- 笑顔ひとつで2000個分のチョコをもらうことに匹敵
- 現金240万円(16000ポンド)受けとることに匹敵
そして子供は1日400回笑みを見せるという。つまり240万×400=9.6億円
好感を与えるだけではなく能力があるように見える
確かに笑顔にあふれる人からは自信や信頼感を感じますよね。
精神・身体面を健康にする
ストレスホルモンとされるコルチゾール、アドレナリン、ドーパミン。これらの分泌を抑えて人を安らかな気持ちにさせる。反対に、幸せホルモンとも言われるエンドルフィンを分泌させる。その上、血圧だって下げちゃいます。
感想
まず一言、「ガットマンさんが素直にうらやましい」
世の中を救うヒーローを目指していた。
大人になってその現実的な落としどころとして「笑顔の持つ力」に着目したんだ。
誰でも一度は夢見るヒーロー。それを実現する生き方は芯が通っていてうらやましい。
そして、このトークを聞いたあと「自らが笑顔でいることは本当はすごい社会貢献なんじゃないか」そんなことを考えた。
トークに出てきたように、一人が笑えば、それは周囲にも広まる。
自分が1日に1度笑顔を増やせたら。そして周りに笑顔が1/100でも広まれば…(換算するとすごく下品な気がするが)お金で見積もって2.4万だ。
自分が笑える状況を望むこと。それはある種、自己中心的な行いのような気がしていた。けれども、トークを聞き自分がどんなときに喜びを感じるのか、心から笑えるのかを追求することは結果的に「周りの人にとっても良いこと」なんだなと気づいた。
忙しく、タフな毎日の中で、笑顔を増やすのは難しいかもしれません。ただ、少なくとも自分の中から生まれた笑顔を隠したりはしないようにしたいと思います。
ひとことリスニングポイント
原文:smile is evolutionally contagious
訳:笑顔は進化的にみて伝染するもの