突然ですが、ニーチェってご存知ですか?
そう、「神は死んだ」だの「超人」だの数々の中二病っぽい名言を残した哲学者です。
倫理の授業で出てきましたよね!?
もともと
「神は死んだからこれからは私たちが超人になるしかない!」
みたいなアホみたいな理解しかできていなかったところ、
たまたまブックカフェで対話形式の解説本を見つけました。
せっかくなので手にとってみることに。
いやー大ヒットしたアドラーの「嫌われる勇気」しかり、やっぱり対話形式は分かりやすくていいですね。分かりやすくすらーっと内容が入ってきました。
しかし、私がこの本に惹かれた理由はそこではありません。
実はこの本に書かれているのは、ニーチェの解説だけではないのです。
本の後半には著者がニーチェから受けた影響がありありと綴られています。
- 障害をかかえ悩んでいた著者が、いかに哲学とそしてニーチェと出会ったか
- そのことでどう考えが変わり、困難を乗り越えるにいたったか
読んでいるこちらが恥ずかしくなるくらい赤裸々な内容には、思わず感情移入せずにいられません。
ちょっと大げさな表現になってしまいますが、わたしがこの本を手にとったのは、今後の生き方の糧にしたいと思ったから。
だから、倫理学の考えで生き方がどう変わったのか、そのケーススタディはものすごく刺さりました。
- 単に倫理学を学ぶだけでなく、学んだこと人生を変えたい人
- あるいは、倫理なんて学んで何になるの?と疑問に思う人
にはぜひとも手にとってもらいたい一冊です。