MBTIの性格診断。WEBでよく見かけますが、正確な診断はできないんです。
本家・日本MBTI協会が公認する体験セッションに参加し、診断を受けてきました。
そもそもMBTIは信用できるか
- 哲学者ユングの研究に基づき考案された
- 世界標準で性格診断のルールが統一されている(英語版Wikipediaの充実っぷりからもワールドワイドな診断なことがよく分かります)
- 世界で1番多く受けられている(年間500万人が診断)
これらから分かるように、MBTIは有名かつしっかりとした裏付けのある性格診断なのです。
MBTIのタイプ診断とは?
具体的には以下の4つの項目を使い、性格を16パターンに分類します。
- 興味関心が外向か内向か(EかIか)
- 情報の取り入れ方が感覚か直観か(SかNか)
- 思考型か感情型か(TかFか)
- 判断的態度か知覚的態度か(JかPか)
ポイントは、4つの指標には2つの極があるけれど、誰もがどちらの機能持っているということ。
例えば、思考型の人が感情で動かないというわけではないですよね?
当人にとって「どちらの機能がどれだけ使いやすいか」を診断していくわけです。
MBTIを受講した理由
私がMBTI研修を受けた理由は、ざっくり言うと生き方に行き詰まったから。2つあるけど、どちらもすごーくネガティブです。
自分の考えや人となりの棚卸し
社会人生活を始めて数年。忙しさに忙殺される日々の中で、自分が何を求め、どんなことに喜びを感じるのか分からなくなってしまいました。
たぶん、悪い意味で自分の思いに鈍感になってしまったんです。
そこで一度じっくり時間をかけて自分を見つめ直したいと思いました。
他者理解のため
利害関係を考えた行動や事前の根回しなど、社会人に求められる立ち回りは複雑です。不器用な私にはなかなかに負担でした。
人に気持ちよく動いてもらうためにも、まずは人のことをもっと理解したい。そう思ったのもMBTIを受講するきっかけの1つになりました。
こんな閉塞感に少しでも光明が見えれば、そう思いMBTIに応募しました。
MBTIセッションの内容&感想
MBTIセッションでは、診断資格をもつ講師がファシリテーターとなり、1日かけて参加者の診断を行います。
参加者は、マネージャー層、人事担当、子育てする主婦から医学部生など非常にさまざま。どんな人が参加しても浮くことはなさそうでしたよ!
醍醐味は午後のワークセッション
診断はテストをやって結果が出て、はい終わりではありません。
むしろそこからが醍醐味。半日かけてのワークを通じて、テストの結果を振りかえります。
ワークの中で、テストの結果が変わってしまう人も少なくないといいます。実際私も結果が変わりました。
さて、ワークでは筆記より踏み込んでタイプの診断を行います。
例えば、見た絵の説明をみんなにした後、その着眼点から診断をしたり。また、様々なケーススタディを用いて、反対の性質の人と議論をしたり。
これらを通じて、よりしっくり来るタイプを探っていきます。
講習を受けてよかったこと
やっぱり良かったのは振り返りのワーク。
他の人との違いを見つめることで相対的に自分のタイプを捉えられ、自己理解が進みました。また、場の雰囲気も和気あいあいとしていて、細かいことを抜きにして単純に楽しかったです。
最後にセッションの中で印象的だった一言をご紹介して終わりたいと思います。
「人生の後半では利き手とは反対の性質に成功のキーがあるかもしれない」
例えば、外交だった人が年を重ねてふと自分の内側に興味が向く。反対に、内向だった人が年を重ねて人との繋がりを多く求めるようになる。
年を重ねて壁にぶつかった時思い出せるよう、心の片隅に留めておきたいメッセージだと感じました。
MBTI体験セッションの予定
こちらのページから最新の予定を確認できます。東京だと月1くらいの頻度で開催されますが、人気のため数ヶ月先まで満席名ことが多いです。
MBTI参考書
講義では▼こちらの教材が配布されました。簡潔にまとまっていて読みやすいです。
ただし、何も知らない状態からMBTIについて体系的に学びたい場合には▼こちらの本がおすすめです。