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全てのロジカルシンキング本の元となっている1冊を君は知っているか?

「なぜその判断になるんだ?」
「説明が分からない」
仕事中にこう言われたことはないでしょうか?

学生のみなさんは、就職活動や研究でこういった心配があるかもしれません。

実はこんな話しをしているのも現にわたし自身そういった人間だからです…

就職活動は何とか乗り切ったものの入社以来こういった言葉を投げかけられ続ける毎日。

  • 判断を間違えれば、会社や関係者に損失を与えることになる
  • モノゴトをうまく説明できなければ仕事はスムーズに進められない

今までたくさん周りに迷惑をかけてきました。

自分が変わらなければ、どんな仕事をするにしてもこの状況は変えられない。

これ以上周りに迷惑をかけたくない、そして何よりふがいない自分に堪えられない…そう思って先日とある研修に参加してきました。そこでこれらの問題を解決するのにピッタリな鉄板本をおすすめされたのでご紹介したいと思います。

問題は「論理的に考えて、分かりやすく伝える力が足りない」こと

そもそも、なぜ判断を間違えたり、説明がうまく伝わらないのでしょう?問題は大きく2点あります。

判断を誤るのは「ロジカルシンキングができていないから」

情報を正しく整理し、論理的に考えることができていない。そうすると偏った情報をもとに判断をすることになります。判断を誤ってしまうのも当たり前ですよね。言い換えるとロジカルシンキングができていないのです。

MEMO
ちなみに、理系で数学が得意だからといってロジカルシンキングができるとは限りません。仕事で扱うのは数字ではなくもっと曖昧で抽象的なモノゴト。そういった数字では表せないモノゴトを論理的に整理していく力は単純な数学力とは別次元の話です。

説明が分からないのは「分かりやすく伝える力が不足しているから」

がむしろ

途中で伝え損なったコトを後から補っているうちに自分でも何をどう説明していいのか分からなくなったり…

このような状況では相手に伝わらないのも当然です。

説明の順番、どういった情報をインプットすべきなのか、など分かりやすい伝え方にも決まりがあるのです。

1流コンサルタントがすすめる2冊の本

先日、問題を解決するスキルを磨く参加型のケーススタディの研修に参加してきました。

講師は某大手外資コンサルを10年間勤めた後に30代で独立したやり手。

現在、年間100回以上の講演多くの上場企業の研修も手がけるその道のプロです。

実は上の問題の話も講師の受け売りです

なので今回の本も紹介できるわけですが…紹介された2つの本を紹介しますね。

ロジカルシンキングの起源。その名も「ロジカル・シンキング」

ロジカルシンキングはマッキンゼーという外資コンサルの会社のノウハウを起源としています。

当時ものすごい成果をあげていたマッキンゼー。社内でピラミッドストラクチャーと呼ばれていたノウハウをまとめ直したものがロジカルシンキング(1985年)なのです。そして、その内容を和訳したものがこちら。

今でも重版がかかっている、定番にして最良のロジカルシンキング本です。

また、こういった経緯で、市場に出回っているロジカル・シンキング関本はすべてこの本の考えがもとになっています。内容の一部を抜粋したもの、あるいは内容を追加したものなど様々ですが、「基本はすべてこの本に書いてある」ということです。

伝える力を磨く本。「考える技術、書く技術」

分かりやすくモノゴトを伝えるためのノウハウがたっぷり説明されている本です。副題が「日本人のロジカルシンキング実践法」とされていることから分かるように、ロジカルシンキングを使って仕事を進めることに特化しています。

がむしろ

考える「技術」、書く「技術」と書かれているのが印象的。これらの力は生まれ持った才能ではなく身につけられるモノだということだ(と思って頑張る!)

まとめ

  • ロジカルシンキングの考え方を学ぶための鉄板本は「ロジカル・シンキング」
  • 分かりやすい説明の仕方を学ぶための鉄板本は「考える技術、書く技術」